ご挨拶(20180221) [0-御挨拶]
生活協同組合で35年勤務し、最後の7年間は内部監査業務に携わっておりました。
この間の蓄積した経験と知識を活かして、これから内部統制・内部監査を構築をされる方へのサポートを行っていきたいと考えております。
大企業による不正や不祥事は後を絶たず、社会的信用の失墜から経営危機を迎える事例が数多く報道され、その都度、内部統制の整備や内部監査の役割が問われています。法令順守はもとより、社会規範へ遵守、公正で透明な経営等といった社会的要求はますます高まっています。生協といえども例外とは言い難く、内部統制の整備や内部監査の強化はますます重要になっています。
大規模生協では「組織的監査」が実践され高度な監査に到達しているところもありますが、多くの生協では、1名や兼務など少人数体制となっており、内部統制の整備・運用の状況や、理事会・常勤理事等の意識や期待の違いから、十分に機能を発揮できず、内部監査に配属された職員は、日々苦悩しながらも、生協へ貢献する努力を積み重ねています。
そうした中で、生協における内部監査の一層の充実強化のために、生協・内部監査在職中の経験をもとに、生協における内部監査について理論的整理を行うとともに、実務・実践における指針(考え方や着眼点)を順次まとめる事にしました。
それぞれの生協で抱える事情や到達点は様々であり、全てが適用できるものではありませんが、一つの拠り所-ガイドライン-として活用いただければと考えます。
とりわけ、これから、内部統制・内部監査の充実を図ろうとされている生協や、新たに内部監査部門へ配属された職員にとって、何かのヒントになるものがご提供できれば幸いです。
また、ISO認証(ISO9001/14001)を取得されている生協では、ISO19011(内部監査指針)に沿って組み立てられていると考えます。ISO規格と内部統制システムの関係も整理していきますので、ご活用願えればと思います。 なお、今後、フリーランスとして、内部統制構築や内部監査業務の支援・サポートや職員研修などもお受けしますので、是非ともご用命いただければ幸いです。
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